ブログ

【愛藍姫トリコ】占いと落語 『紺屋高尾』から読み解く恋愛観 ――純粋な一途な想いが、とんでもない奇跡を起こす

‌占いと落語

『紺屋高尾』から読み解く恋愛観

――純粋な一途な想いが、とんでもない奇跡を起こす

 

落語には、笑える噺だけではなく、
「人を好きになるって、こういうことなのかもしれない」

 

そんなことを考えさせてくれる噺があります。

その一つが、『紺屋高尾(こうやたかお)』。

 

私はこの噺を聞くたびに思います。

 

純粋に誰かを想う気持ちは、

ときに「そんなことある?」

と思うような

奇跡を起こす。

 

そしてこれは、

落語の中だけの話ではありません。

 

占い師として恋愛相談をお聞きしていると、

現実の世界でも、似たようなことが

本当にあるのです。

 

■一目惚れした相手は、高嶺の花

『紺屋高尾』の主人公は、

紺屋で働く職人の久蔵。

 

真面目に働く、ごく普通の若者です。

 

そんな久蔵が、吉原でも名高い

花魁・高尾太夫に一目惚れしてしまいます。

 

しかし、

高尾太夫は簡単に会える女性ではありません。

お金もない。
身分も違う。
住む世界も違う。

普通なら、

「自分には無理だ」

と諦めてしまうような恋です。

 

 

けれど久蔵は諦めませんでした。

高尾太夫に会うために、

一生懸命働いてお金を貯めるのです。

 

恋焦がれながらも、

ただ夢を見て待っていたわけではありません。

 

会いたいから、

そのために自分のできることをする。

ここが、私はとても好きなのです。

■恋を動かしたのは「条件」ではなかった

ようやく高尾太夫に会うことができた久蔵。

 

そこで彼は、

自分の身分を偽り続けるのではなく、

自分は紺屋の職人であり、

高尾に会いたくて一生懸命お金を貯めて

きたことを打ち明けます。

 

その純粋さに、高尾の心が動きます。

 

そして物語は、

久蔵が想像もしなかった方向へ

進んでいきます。

 

高尾は久蔵との約束を果たし、

やがて二人は夫婦になる。

 

考えてみれば、とんでもない大逆転です。

「釣り合わない」

「住む世界が違う」

 

そんな現実的な条件だけを見れば、

始まらなかった恋です。

■「どうせ無理」で終わらせない

恋愛相談をお聞きしていると、

「私なんて相手にされないと思います」

「年齢が違うから」

「立場が違うから」

「もっと素敵な人が周りにいるから」

と、恋が始まる前から

諦めようとしている方がいらっしゃいます。

 

もちろん、

想えば必ず結ばれるわけではありません。

 

占いでも「絶対にこの人と結ばれる」と

無責任なことは言えません。

 

それでも私は、

自分で自分の可能性をゼロにしなくてもいい

と思っています。

 

久蔵だって、高尾に会う前から、

「紺屋の職人と花魁なんて釣り合うわけがない」

と諦めていたら、物語は始まりませんでした。

■一途な想いが奇跡を起こすことは、現実にもある

占いの仕事をしていると、

ときどき驚くような恋の展開に出会います。

 

「もう無理だと思っていたのに連絡が来た」

「ずっと片想いだった相手との関係が動き始めた」

「立場が違うと思っていた人とご縁がつながった」

人の気持ちも未来も、

今見えている状態だけで

決まるものではありません。

 

ただし、奇跡とは、

何もしないで空から落ちてくるものばかりではないのでしょう。

久蔵は、高尾を想いました。

 

そして、その想いを現実に近づけるために動きました。

 

だから私は『紺屋高尾』を、単なるシンデレラストーリーのようには感じないのです。

 

これは、

「好き」という気持ちを、

自分自身がどこまで大切にできるか

という物語なのかもしれません。

 

恋をすると、傷つくのが怖くなります。

「諦めたほうが楽かな」

と思う夜もあります。

 

そんなときは、自分に聞いてみてください。

「私は本当は、この恋をどうしたい?」

 

占いは、

未来を決めつけるためのものではなく、

あなたが本当に望んでいる未来と、

その未来へ向かうための

「次の一手」を見つけるものだと、

私は思っています。

 

純粋な一途な想いが、
とんでもない奇跡を起こすことがある。

 

落語の世界にも。

そして、現実の恋にも。

 

だから、まだ好きなら。

「どうせ無理」で、

自分の恋を終わらせなくてもいいと思います。

 

愛藍姫トリコ

 >  【愛藍姫トリコ】占いと落語 『紺屋高尾』から読み解く恋愛観 ――純粋な一途な想いが、とんでもない奇跡を起こす

ページトップへ