天胡 夏ならではの怖~い話?
連日の猛暑にばて気味の天胡です。
皆さまいかがお過ごしですか?
愛知に住んでいる頃にあったホント?にあった怖い話です。
ある祐気取りの日、占い師仲間三人で、北東に吉方位を取りに行きました。
あれは忘れもしない「田峯城」に行った時の事です。
最初に、田峯観音にお参りして、
お地蔵様を観た時から、感じていた、何とも言えない空気を感じてはいたのですが、
たくさんの涎掛けをかけられたお地蔵様の眼から赤い涙の様な跡があったのです。
それが何とも怖くって、私は早々に観音様の境内から降りてふらふらしていたら、
隣に田峯城跡という看板を見つけました。
なんとなく3人でそちらに向かったのですが、
一緒に行った人は勘が鋭い先輩占い師と、占い館オーナー。
オーナーの彼女がどんどん柵の中に行ってしまうのでついて行ったのですが、
私は3人目の子を宿しており、
先輩に、貴方は身重だからこの先にはいかない方が良いと言われたのです。
なので私は向きを変えて左側を向いたときに、
時すでに遅く、小さな祠と目があってしまいました。
なんとなく見ただけなのですが、赤い光が見えたような気がしたのですが、
すごく怖くなって、先輩に
「帰ろう。」
「ここにいたらいけない気がする・・・」
と言ったのですが、
オーナーさんはどんどん中に進むので、
先輩から貴方はこの城跡から出なさいと言われ、
オーナーを連れ戻しに行ってくれました。
私は人がたくさんいる方に行き、2人を待ち、
すぐに車に乗り込んで帰りだしたのですが・・・
夏なのに冷汗は出るし、ぞくぞくするし…
オーナーが車に乗り込むと、彼女は暑いと言って窓を開けて走り出しました。
私と先輩は後部座席に座ったのですが、
ガッシャ・ガッシャと音がする気がしたのです。
とっさに私は、窓を閉めてと半泣きになって叫び怖くて怖くて仕方がなく
震えてうずくまりました。
先輩は一言
「連れて来たね・・・」と言い
何やらつぶやいていました。
初めての感覚に、ひたすら怖く先輩にしがみついていました・・・
つづく。