成功の秘訣満載☆魔法の書《孫子の兵法》#2
2:「戦争は冷静に判断、準備すべきもの」
[漢文]
故經之以五事、校之以計、而索其情、
一曰道、二曰天、三曰地、四曰將、五曰法、
道者令民興上同意也、
故可以興之死、可以興之生、而不畏危、
天者陰陽寒暑時制也、地者遠近險易廣狹死生也、
將者智信仁勇嚴也、法者曲制官道主用也、
凡此五者、將莫不聞、知之者勝、不知者不勝、
[読み下し]
故にこれを経(はか)るに五事を以てし、これを校(くら)ぶるに計を以てして、其の情を索む。
一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法。
道とは、民をして上と意を同じくせしむるなり。故にこれと死すべく、これと生くべくして、危きを畏れざらしむるなり。
天とは、陰陽、寒暑、時制なり。
地とは、遠近、険易、広狭、死生なり。
将とは、智、信、仁、勇、厳なり。
法とは、曲制、官道、主用なり。
凡そ此の五者は、将は聞かざること莫きも、これを知る者は勝ち、知らざる者は勝たず。
[現代意訳]
ゆえに敵と味方の双方の力を計算するために次の五つの事項を使い、双方の実情を調べ比較しなくてはならない。
一に道、二に天、三に地、四に将、五に法。
道とは、良い政治が行われることにより国の指導者からすべての国民まで心を同じにすることである。それにより生死を共に考えるようになり、危険を前にしても恐れ背くことがなくなる。
天とは、陰陽、寒暑、時制のことである。
地とは、距離、険しさ、広さ狭さ、軍隊の死生はどうか等である。
将とは、リーダーに①智(知恵)、②信(信頼)、③仁(部下への情、気遣い)、④勇(勇敢)、⑤厳(威厳)が備わっているかどうか。
法とは、軍隊の編成や運用、軍を指揮する者の地位、職務について等、君主と将の間で決められた軍法がよく整備されているか。
およそこの五つの事項について、リーダーならば聞いたことがない者はいないはずだが、これを知っている者が勝ち、よく知らない者は負けるのである。
全13篇ある中でどこが一番役に立つのか?
『孫子の兵法』は全13篇構成。
第1篇、計
第2篇、作戦
第3篇、謀攻
第4篇、形
第5篇、勢
第6篇、虚実
第7篇、軍争
第8篇、九変
第9篇、行軍
第10篇、地形
第11篇、九地
第12篇、火攻
第13篇、用間
私は戦国時代も好きなのでどの篇もよく読みますが、
ビジネスに使いたい!という経営者の方は、第1〜6篇と第13篇をぜひ読んでください。
フリーランスの方でもかなり参考になるかと思います!!
元々80余篇あった?!深すぎる『孫子の兵法』
全13篇の『孫子の兵法』は、元々は80篇余もあったと言われます。
異なる順番だった可能性もあるようです。
脈々と紡がれる中、
今からつい50年前の1972年、中国山東省の臨沂県銀雀山で、
前漢時代(紀元前206年〜ac8年)のお墓から『孫子の兵法』の竹簡本が出土しました。
それまで『孫子の兵法』は、孫武ではなく、100数十年後の子孫:孫臏(そんびん)の著であると思われていましたが、孫武著であることが判明したのです。
約2000年前のお墓から出てきた本と、
約2500年間、人々によって伝えられてきた内容がちゃんと合致してるのも、とても面白いですよね!
漢文を自分なりに解釈することに意義がある!!
現代では、孫子の兵法をマンガで分かりやすくした本や現代的解釈で起業家向けに出版された本などで溢れておりますが、
吉田松陰が「孫子の一言一句をおろそかにしてはいけない」と問題提起したように、
私も、日本人であっても必ず一度は漢文体に触れて欲しいと考えています。
自分なりに現代解釈することに意義があり、そこでようやく『孫子の兵法を読んだ』ことになる、と思うのです
易経も同じですね。
ただ占いに使うために「この卦の意味は…」とすでに誰かに訳された文章を読んでも残念ながら面白みもなく意味も理解し切れません。
せっかく何千年も続いてきた《占い》という職業に就いた方々には、原文(漢文)で読むことで数千年前の古の思想家たちの脳内解剖をして共有できることを喜び楽しんでもらいたいなと私は思います。
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