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2021年3月11日

皆様ごきげんいかがかしら。

秋葉原ほしよみ堂の烏丸零です。

 

 

 

東日本大震災から10年が過ぎました。

 

10年前の今日

私はまだ地元の関西に住んでいたのですが

1ヶ月後の4月から東京へ移住することが

決まっており

その準備の為、池袋にいました。

 

私の出身地は神戸です。

25年前

阪神淡路大震災を経験しています。

地震の怖さを身をもって知っていたので

3月11日の揺れは

ただただ恐ろしかった。

 

その日の夜に神戸へ戻るつもりでしたが、新幹線も飛行機も止まっていて帰れそうにないので

鍵だけ受け取っていた(電気もガスも通っていない)新居で朝まで待つことにしました。

電車はしばらく動かないだろうと思い

日の沈む前に歩いて移動することを決意したものの

土地勘が無く、道がわからない。

 

不動産屋さんと内見に行った時の

なんとなくの勘を頼りに首都高の下を2時間かけて歩いて帰りました。

 

阪神淡路大震災の時の

阪神高速が根元から横倒しになっていた光景を思い出し、余震の揺れを感じながら泣きながら歩きました。

 

その後

計画停電や物流の滞り、放射線量の高さなどから

多くの人が東京から西側へ出て行く中

私は周囲に反対されながらの東京への引越しとなりました。

 

 

 

あれからもう10年。

時の流れは早いです。

先日、東京に来てどれくらいたつの?

と聞かれ

どれくらいだろ?…5年?…6年くらいかな?

と答えた気がします。

10年でしたね(笑)。

 

10年経過したからといって

なにかが大きく変わるわけではありません。

被災地も被災された方々も

日々、変わるところは変わり

変わらないところは変わらない。

あの日のことを忘れず

ただ前を向くしかない。

 

 

 

今生きていることが当たり前ではないことを

しっかりと心に留め

これからも生きていく。

 

 

 

震災で犠牲になられた多くの方々に心より哀悼の意を表します。

 

烏丸 零

 

 

 

 

 

 

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