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2022 / 11 / 14 新着情報 瓔珞ルノン

先日、新海誠監督の『すずめの戸締まり』を劇場で見てきました。

※ネタバレしないように語っています。

 

 

新海監督の過去作品を見てきた占い師は多いと思います。

 

 

『君の名は。』では、隕石のもたらす災害

『天気の子』では、大雨による水害

今回の『すずめの戸締まり』では、地震の災害

 

 

3作品すべて、日本特有の『伝承』が

ストーリーと密接に絡んでおり、

スピリチュアル要素が満載。

 

 

だからこそ賛否両論、分かれてしまうのですが

今回も、地震に関する『伝承』がキーとなる作品でした。

 

 

 

実際にあった震災と伝承が絡むと

拒否反応が出る人の割合は多そうですが、

 

 

特典でいただいた新海監督の本には

「この映画を観ても震災を連想しない方が3分の1から半分くらいはいるんじゃないでしょうか」

と書かれており、

 

 

私の近くで観ていた中学生くらいの子達が

「なんか、東日本の震災ぽくね？」

と会話しているのが聞こえてしまい、

「え！？！？」と、とても驚きました。

 

 

東日本大震災は、

「もう」12年なのか「まだ」12年なのか

人によって異なりますが、

 

「知らない」人も増えてきたんだ、

と実感しました。

 

 

3.11とは異なる話ですが、

9.11があったとき私は7歳でした。

 

母親が夜中に泣きながらテレビ中継を見ているのを目撃しました。

私が起きたのを見た母親は、慌ててテレビを消したのです。

 

その後も、9.11のニュースには触れないように隠されるように年月を過ごしました。

 

7歳の子供には難しいし怖いし理解できない話です。

 

 

中学生くらいになって、

自分で調べて初めて内容を知りました。

中学生になるまで、9.11は何があった日なのか、ほとんどよく知りませんでした。

 

 

3.11も衝撃的な出来事でしたので、

親があえて子供に説明していない家庭も多いでしょう。

 

 

しかし、9.11とは違って3.11は

類似する災害がまたいつ起きるのか分かりません。

 

南海トラフが〜、首都直下型が〜、という話は

決してスピリチュアル的な予測ではなく、

公的な研究機関による科学的分析での発表であり、

 

 

そのときに3.11を知っているか知らないかで

生命の分かれ道になるかもしれません。

 

 

 

新海監督にとっては

今この作品を上映することにやはり意味があったんだろうな、と理解しました。

 

 

 

【災害伝承】とは、

現代ではなかなか信じられない話ですが、

江戸時代などはよく信じられていました。

 

 

多くの人が聞いたことがある、

《ナマズが地震を起こす》や

《アマビエが疫病を予言する》など

実は身近に結構あったりするものです。

 

 

『水天宮』も《水害の守護神》ですが、

実際、水天宮がある場所は、

過去に一度、洪水や津波などの水害に遭っている場所なのです。

 

茨城県の鹿島神宮、

千葉県の香取神宮、

三重県の大村神社、

宮城県の鹿島神社には、

 

地震に関する『要石(かなめいし)』も

実在しています。

 

 

最近、この4県は地震が多いですよね。

 

何故、昔の人たちはここに『要石』を設置したのか

それには、その理由がちゃんとあるのです。

 

 

※『すずめの戸締まり』はハッキリと東日本大震災の描写が出てきます。

公式がそこまで注意喚起をしていないため、観てビックリしてツラい思いをされた方々のレビューを拝見しました。

被災された方、また、阪神・淡路大震災など他の震災でも、大切な人をなくされている方は、視聴する際には注意してください。

 

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