ブログ

【四柱推命教本】読み方7 支合の不思議

こんにちは

武山凌大(リオ)です。

 

中島多加仁先生著の

「四柱推命教本」を紹介しています。

 

今回は前回につづき

基礎編 第5章で感じた「スゴイ!」ことを紹介します。

 

「支合」について です。

 

十二支たちが

命式や行運の中で出会うと

くっついたり、衝突したりします。

 

「合」

十干や十二支が引き寄せあうことをと呼び

その力は、干合のように

五行を変えてしまったりします。

 

スゴイ!と感じた

箇所は次のつです。

 

ひとつめ、教本のP90に

1.「変わる」(化気)現象について

”十二支自体が変わるわけではなく

十二支に内包される五行の力量が変わります。”

とあります。

 

これは大事だと思います。

 

十干の合である「干合」は

干自体の五行が変わりますが

 

十二支の合は

支自体の五行が変わるのではなくて

内包される五行の力量が変わる。

 

強い弱いという変わり方!

十二支ですから12個もあり

方合、三合、支合と

組み合わせの数は13通りもあるのです。

命式や行運の中で

同時に重なって起こることも少なくないのです。

 

重なって合う時には・・迷います。

どっちになるのか?

その指針として

内包される五行の力量が変わる 

とても大切な教えだと感じます。

 

 

なぜ五行が変わるのでしょうか?

 

 

十二支との合には教本にもある通り

つの方合(東方・南方・西方・北方)

つの三合(木局・火局・金局・水局)

つの支合があります。13通り(半会除く)

 

方合と三合は

「旺支」によって変わります。

 

季節の中心にある

真東の「卯」真南の「午」

真西の「酉」真北の「子」

この4つの十二支は「旺支」と呼ばれ

合った十二支の五行気を変えます。

 

方合

旺支が隣り合う十二支を強めます。

季節の変わり目にあたる

土用の十二支(旺支の次月の支)と合うと

土用の十二支の中にある季節の五行を強めます。

ーーーーーーーーー

・卯(仲春)は土用の辰と合い 辰の中の木気を強めます。

・午(仲夏)は土用の未と合い 未の中の火気を強めます。

・酉(仲秋)は土用の戌と合い 戌の中の金気を強めます。

・子(仲冬)は土用の丑と合い 丑の中の水気を強めます。

ーーーーーーーー

 

三合

「馬正墓」のグループです。 参考:(読み方5)

旺支を十二運の「帝王」としたときに

「長生」と「墓」にあたる十二支と合うと

それぞれの十二支に内包される

旺支の五行を強めます。

※内包とは 十二支の蔵干を指しています。

 

ーーーーーーーーー

・卯は(甲木)から見て

長生である「亥」、墓である「未」と合うと

それぞれの中の木気を強めます。

 

・午は(丙火)から見て

長生である「寅」、墓である「戌」と合うと

それぞれの中の火気を強めます。

 

・酉は(庚金)から見て

長生である「巳」と墓である「丑」と合うと

それぞれの中の金気を強めます。

 

・子は(壬水)から見て

長生である「申」と墓である「辰」と合うと

それぞれの中の水気を強めます。

ーーーーーーーー

このように、方合と三合は

「旺支」によって変わっています。

 

 

では支合はなんで変わるのでしょうか。

 

旺支と関係なく五行が変わる支合。

ずっと不思議に思っていました。

 

 

支合

十二支の「決まった組み合わせ」

それぞれ相手の五行を強めて変えます。

 

決まった組み合わせとは

図で示した向き合う十二支です。

 

午未と子丑の間に線を引くと

対象の関係になっていることがわかります。

3つのグループに分けます。

 

1)南北の旺支の組み合わせ

1.午未の組み合わせと

2.子丑の組み合わせは

先の「方合」の関係にもなるので

土用の未は火気に

土用の丑は水気に変わります。

 

 

不思議は。。他の4組です。

 

 

2)旺支のない組み合わせ

3.寅と亥の組み合わせ

亥水生寅木で「相生の合」です。

寅には水が内包していません。

変化は水になるのではなく

亥と寅は木気になります。

 

この組み合わせの謎は

「十二星座と支配星」(P92)

にも関係していました!!

 

2.スゴイと感じたふたつめ

P92 十二星座との対応

で衝撃的な経緯と理由が書かれています。

 

十二星座とその支配星(ルーラー)が

関係していたのです!!凄い!!

 

図にしてみました!

3の寅と亥の組み合わせ

寅は射手座に対応し支配星は「木星」

亥は魚座に対応し支配星は「木星」です!

木気になるわけです。

 

4.申と巳の組み合わせ

申金剋巳火で「剋しあう合」です。

しかも!支合なのに刑と破の衝突w

 

これは「例外」として紹介されています。(P95)

巳が酉と三合で化金する。

 

巳には金が内包されています。

変化は火になるのではなく

巳と申は金気になります。

 

3)東西の旺支がある組み合わせ

5.酉と辰の組み合わせ

辰土生酉金で「相生の合」です。

酉は純粋な金気で旺支です。強まり金になるのか?

辰は陽の土で金を生じますが

金を内包していません。土になるのか?

 

変化は「強い方」に変わります。

 

6.卯と戌の組み合わせ

卯木剋戌土 「剋しあう合」です。

卯は純粋な木気で旺支です。強まり木になるのか?

戌は陽の支で、木気が内包されていません。

旺支の卯が戌を剋して戌が木になるのか?

 

変化は「強い方」に変わります。

 

東西旺支のある支合(5と6)について

教本では

卯酉の旺支はの十二支で

引力が陽の午子の旺支よりも弱い

と説明されています。

 

卯酉支合の相手は戌辰で陽土

関係干支関係で土が強ければ

旺支の卯酉も化土されてしまうわけです。

 

おもしろいですね~!!

十二支の合は

支自体の五行が変わるのではなくて

内包される五行の力量が変わる。

勉強になりました。

 

 

 >  【四柱推命教本】読み方7 支合の不思議

ページトップへ