【愛藍姫トリコ】夫婦の絆は百人力!――落語『芝浜』に学ぶ、ふたりで生きる幸せ・落語と占いシリーズ
あなたは、人生の困難に直面した時、
「この人と一緒なら、きっと乗り越えられる」
そう思える人がいますか?
夫婦として長い年月を重ねる中には、
楽しいことばかりではなく、
思いがけない苦労や試練も訪れます。
そんな時、お互いを想い合う温かな愛情が、
人生を支える大きな力になることがあります。
今回は、古典落語『芝浜(しばはま)』から、夫婦の絆について考えてみたいと思います。
【落語『芝浜』というお噺】
主人公は、魚屋の勝五郎。
魚屋としての腕は良いのですが、
お酒が大好きで、
仕事を怠けるようになってしまいました。
そんな夫を心配する女房。
ある朝、女房に起こされ、
久しぶりに魚市場へ出かけた勝五郎は、
芝の浜辺で大金の入った財布を拾います。
大喜びで家に帰り、
仲間を呼んで酒盛りを始めます。
ところが翌朝、
女房から思いがけないことを言われます。
「財布なんて拾っていないよ。
夢でも見たんじゃないの?」
確かに拾ったはずなのに、
財布が見当たりません。
勝五郎は夢だったと思い込み、
自分の情けなさを痛感して、酒を断ち、
懸命に働くようになります。
そして三年後。
商売も軌道に乗り、暮らしが安定した頃、
女房は真実を打ち明けます。
実は、
財布を拾ったのは夢ではありませんでした。
夫が大金に浮かれて働かなくなることを
心配した女房が、財布を役所に届け、
夢だったことにしていたのです。
女房の想いを知った勝五郎。
最後は、酒を勧められても、
「また夢になるといけねえ」
という名台詞で、お噺は幕を閉じます。
【夫を信じた女房の愛情】
この女房は、
私は、なんとも愛情深い人だと思うのです。
もちろん、夫に嘘をついたことが正しかった
のかどうかは、意見が分かれるでしょう。
それでも女房が願っていたのは、
目の前の大金ではなく、
「夫にもう一度、
自分の力で人生を歩んでほしい」
ということだったのではないでしょうか。
勝五郎には、魚屋としての腕があります。
その力を信じていたからこそ、
女房は夫の立ち直りを支えたのでしょう。
そして勝五郎も、その後は自分自身の努力で
人生を変えていきました。
ここに、夫婦の絆の強さを感じます。
【ひとりの力は小さくても、ふたりなら百人力】
私は、温かな愛情で結ばれたご夫婦の姿に
触れるたび、夫婦の絆の素晴らしさを
感じます。
仕事のこと、お金のこと、病気や介護のこと。
人生には、ひとりでは抱えきれない問題が
起こることもあります。
そんな時、
「大丈夫、一緒に考えよう」
そう言ってくれる人がいたら、
どれほど心強いことでしょう。
夫婦の絆とは、
どちらか一方が頑張り続けることでは
ありません。
お互いの弱さを認め、
できることを持ち寄りながら、
ともに歩んでいくこと。
ひとりの力は小さくても、
ふたりの力を合わせたら百人力。
私は、そんな夫婦の愛情を素敵だと思います。
【愛することは、相手の可能性を信じること】
恋愛や夫婦関係のご相談では、
「相手のために、
どこまでしてあげればいいのでしょうか?」
というお悩みを伺うことがあります。
好きだから助けたい。
愛しているから、何とかしてあげたい。
でも、何でもしてあげることだけが
愛情ではないと思います。
時には、相手が自分の力で立ち上がることを
信じるのも、愛情のひとつでは
ないでしょうか。
もちろん、愛する人のためだからといって、
自分ばかりが我慢する必要はありません。
「あなたが大切。そして、私も大切。」
お互いを尊重できる関係でありたいですね。
【どん底からでも、人生はもう一度花開く】
私が大切にしている言葉があります。
「可能性開花主義」
人は、どんな状況からでも、
もう一度自分の可能性を拓いていける。
私は、そう信じています。
『芝浜』の勝五郎も、一度は仕事を怠け、
お酒に溺れてしまいました。
けれど、
それが人生の終わりではありませんでした。
人は、変わろうと思った時から、
新しい一歩を踏み出せるのかもしれません。
そして、
その一歩を応援してくれる人の存在は、
何より心強いものです。
【『芝浜』から学んだこと】
『芝浜』は、
お酒好きな魚屋が人生を立て直すお噺です。
でも、私はこの落語を、
夫婦ふたりで人生を立て直した物語としても
受け止めています。
長い夫婦生活には、
すれ違いや困難もあるでしょう。
それでも、相手を想う気持ちを忘れず、
感謝を伝え合うことができたら。
「あなたがいてくれて、よかった」
そう思える関係を育てていけたら素敵ですね。
夫婦の絆は百人力。
温かな愛情で結ばれたご夫婦から、私もたくさんのことを学ばせていただいています。
【パートナーの気持ちがわからなくなった時は】
占いのご相談でも、
「夫は、
私のことをどう思っているのでしょうか?」
「妻との関係を修復できますか?」
「これからも、
ふたりで歩んでいけるでしょうか?」
というお悩みを伺います。
一番近くにいる人だからこそ、
気持ちがわからなくなることもあります。
そんな時は、
相手のお気持ちだけではなく、
ご自身が本当はどうしたいのかも
大切にしていただきたいと思います。
私は、タロットカードで
パートナーのお気持ちを読み解くことを
得意としております。
お話をうかがいながら、
お相手のお気持ちと、
ご自身の心の中にある想いを
一緒に整理していきます。
そして、望む未来へ進むために、
今できることを考えていきましょう。
モヤモヤしたお気持ちを抱えていらしたら、
どうぞお話を聞かせてくださいね。
どん底からでも、人生はもう一度花開く。
あなたの大切な愛が、
これからも温かく育まれますように。
浅草ほしよみ堂でお待ちしております。
愛藍姫(めらんじ)トリコ

