占い師だって、迷う
「占い師なんだから、何でも分かっているんでしょう?」
たまに、そんなふうに思われることがあります。
いえいえ、そんなことありません(笑)。
私自身、今は特に大きな悩みを抱えているわけではありません。
でも、鑑定中には迷います。
カードを引いて、
「なるほど……」
と、しばらく考えることもあります。
それは、答えが分からなくて困っているからではありません。
このカードは、この方にとって何を伝えているんだろう。
命式から見えるものを、どう言葉にしたら、この方の心にちゃんと届くんだろう。
そんなことを考えているのです。
同じカードが出ても、相談される方によって意味は変わります。
恋愛なのか、仕事なのか。
今どんな気持ちで、ここに来てくださったのか。
その方が歩いてきた道や、今置かれている状況によっても、受け取るものは違います。
だから私は、鑑定のたびに考えます。
「この人にとって、今必要な言葉は何だろう?」
せっかく勇気を出して、ここまで話しに来てくださったのだから。
そのお気持ちを大切にしながら、できるだけその方に届く言葉でお伝えしたい。
占い師は、人生の答えを全部知っている人ではないと思っています。
未来を決める人でもありません。
占いから見えるものを相談者様と一緒に眺めながら、その方自身が答えを見つけていく。
私は、そんな時間を大切にしています。
だから今日も、カードをめくって、
「なるほど……」
と考える(笑)。
一人ひとりのご相談に心を寄せながら、その人に届く言葉を探しています。
🦉プトレマイオス靖子

