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「私には才能がない」は、本当に事実でしょうか ――紫微斗数で見つける、自分では気づかない資質と可能性

「私には、これといった才能がありません」

仕事のご相談を受けていると、そんな言葉を聞くことがあります。

今の仕事が向いている気がしない。

けれど、ほかに何ができるのかもわからない。

人から褒められても、

「そんなの誰でもできるでしょう」

と思ってしまう。

そして最後には、

「結局、私には才能がないのではないか」

と考えてしまう。

でも、本当にそうなのでしょうか。

もしかすると、

才能がないのではなく、自分にとって当たり前すぎて、それを才能だと認識していないだけかもしれません。

紫微斗数の命盤を拝見していると、そんなことがよくあります。

才能は、目立つ能力だけではありません

才能というと、

絵が上手。

歌が上手。

頭がいい。

営業成績が高い。

人前で話すことが得意。

そんな「わかりやすい能力」を想像しがちです。

けれど、才能はそれだけではありません。

人の話を聞いて問題点を整理する。

細かな変化に気づく。

人にわかりやすく説明する。

知らないことを徹底的に調べる。

人と人の間に入り、関係を整える。

一つのことを深く掘り下げる。

これらも、立派な資質です。

ところが人は、

自分にとって自然にできることほど、その価値に気づきにくいものです。

「こんなこと、普通でしょう」

と思ってしまうからです。

「どうしてみんな、これが難しいの?」の中に才能がある

たとえば、人から相談されると、

相手が何に困っているのか、すぐ整理できる人がいます。

でも本人は、

「話を聞いただけです」

と思っています。

文章を書くことが得意な人も、

「思ったことを書いただけ」

と言うかもしれません。

誰かが困っていれば自然に段取りを考え、必要なことを先回りして動く人も、

「普通のことをしただけ」

と思っている。

けれど、その「普通」は、本当に誰にとっても普通なのでしょうか。

むしろ、

「どうして、みんなこれが難しいのだろう?」

と思うところに、その人特有の資質が隠れていることがあります。

努力して身につけたことだけが才能なのではありません。

頑張ろうと思わなくても、ついやってしまう。

気づけば考えている。

頼まれていなくても調べてしまう。

そんなところにも、その人らしい力は現れます。

巨門星――言葉や情報を扱う力に強みがある星

紫微斗数には、その人のさまざまな資質を象徴する星があります。

今回は、その一例として巨門星を見てみましょう。

巨門星を簡単に言えば、

言葉や情報を扱う力に強みがある星です。

別名「口舌の星」とも呼ばれ、

良くも悪くも、

「言葉」が人生の大きな鍵

になりやすい星です。

知ること。

調べること。

考えること。

そして、それを人に伝えること。

そうしたことへの欲求が強くなります。

できるだけ多くの情報を受け取り、

「これはどういうことなのだろう」

「もっと詳しく知りたい」

と考える。

そして、自分が理解したものを誰かに伝えたくなる。

そのため、知識のある人や、自分にはない視点を持った人との交流を好む傾向があります。

ただし、

「高学歴だから」

「肩書が立派だから」

というだけで相手を尊敬するとは限りません。

巨門星には、物事をよく観察するところがあります。

話していれば、

本当にその人が考えているのか。

自分の言葉で話しているのか。

知識が表面的なのか。

そんなことを敏感に感じ取ります。

肩書だけ立派でも、中身が伴っていないと感じれば、急に興味を失ってしまうこともあるでしょう。

話す才能があっても、本人は気づいていない

「口舌の星」というと、

誰とでもすぐ仲良くなり、

いつも会話の中心にいるような人を想像するかもしれません。

けれど、巨門星は必ずしも社交的な星ではありません。

情報交換は好き。

興味のある話なら、いくらでも話せる。

でも、誰とでも話したいわけではない。

むしろ恥ずかしがり屋なところがあったり、

好き嫌いがはっきりしていたりします。

「この人とは話が合う」

と思えば深く話しますが、

根本的に合わないと思えば、コミュニケーションそのものを閉じてしまうこともあります。

そのため本人は、

「私は話すのが得意ではない」

と思っていることがあります。

でも、

社交的であることと、言葉の才能があることは別です。

巨門星の言葉の力は、

誰とでも楽しく雑談できることではなく、

考えたことを言葉にする。

情報を整理する。

疑問を投げかける。

相手の話の矛盾を見抜く。

本質を伝える。

そうした形で現れることがあります。

そして、この力を本人が才能だと思っていないケースは少なくありません。

長所は、使い方によって短所にもなる

どんな資質にも、表と裏があります。

言葉への感覚が鋭ければ、

相手の矛盾にも気づきます。

「今の話、おかしくない?」

「さっきと言っていることが違う」

そんなことにも敏感です。

この力が良い方向へ働けば、

問題点を発見する。

議論を整理する。

より良い方法を考える。

人が気づかなかった視点を提示する。

という才能になります。

一方で、

怒りや不満と結びつけば、

皮肉や嫌味、批判として現れることもあります。

巨門星は「口舌の星」と呼ばれるだけあって、言葉が鋭くなりすぎることもあります。

だから大切なのは、

「私は口が悪いからダメだ」

と否定することではありません。

なぜ自分は、それほど言葉や矛盾に敏感なのか。

そして、

その鋭さをどこへ向ければ、人の役に立つのか。

そこを見ることです。

短所だと思っていた性質が、使う場所を変えるだけで、仕事上の強みになることがあります。

巨門星には「研究者」「オタク」のような一面もある

巨門星には、

「研究者の星」

あるいは、

「オタクの星」

と呼びたくなるような一面もあります。

好奇心が強く、

気になることがあると、どんどん調べていきます。

ただ、最初から一つのことだけに集中するとは限りません。

あれも気になる。

これも面白そう。

別のことを始めたくなる。

そのため、

「私は飽きっぽい」

「何をやっても続かない」

と思うこともあります。

けれど、いろいろなことを試しているうちに、

本当に自分が知りたいものに出会う。

そこからの巨門星は強いです。

「もっと知りたい」

と思った分野について、

本を読む。

資料を集める。

比較する。

研究する。

関連するものをどんどん調べる。

周囲が驚くほど深く入り込んでいくことがあります。

人によっては、寝食を忘れるほど没頭することもあります。

でも本人には、

「努力している」

という感覚があまりありません。

ただ、

知りたいから知っているだけ。

そこにも、本人には見えにくい才能があります。

「飽きっぽい」のではなく、まだ探している途中かもしれない

いろいろなことをやってきた。

一つの仕事を長く続けられなかった。

いくつも資格を取ったけれど、どれもしっくりこない。

そんな自分を見て、

「私は何をやっても中途半端」

と思う人もいます。

でも、

もしかするとそれは、

まだ本当に掘りたい鉱脈に出会っていないだけ

かもしれません。

あれをやってみる。

こちらも学んでみる。

違った分野にも触れてみる。

その経験が積み重なった先で、

「これなら何時間でも考えていられる」

というものに出会うことがあります。

そこから、それまでバラバラだった経験が一本につながる。

そんな人もいます。

だから、

一部分だけを見て、

「飽きっぽい」

「集中力がない」

「器用貧乏だ」

と決めつけなくてもいいのです。

才能がないのではなく、環境が合っていないこともある

そしてもう一つ、大切なことがあります。

それは、

才能は、置かれた環境によって評価が変わる

ということです。

たとえば巨門星のように、

考える。

疑問を持つ。

調べる。

分析する。

言葉にする。

という性質が強い人が、

「余計なことを考えなくていい」

「言われたことだけやって」

「質問しなくていい」

という職場にいたらどうでしょう。

本来の強みは、ほとんど使えません。

それどころか、

「理屈っぽい」

「扱いにくい」

「細かい」

と思われてしまうかもしれません。

すると本人も、

「私は仕事ができないのかもしれない」

と思ってしまいます。

でも、別の場所ではどうでしょう。

調査する仕事。

専門知識を伝える仕事。

営業。

企画。

教育。

コンサルティング。

カウンセリング。

執筆。

情報発信。

分析。

研究。

同じ人が、まったく違う評価を受ける可能性があります。

つまり、

才能がないのではなく、才能の置き場所が合っていないだけということもあるのです。

紫微斗数で見るのは「職業名」だけではありません

紫微斗数のご相談では、

「私は何の仕事に向いていますか?」

と聞かれることがあります。

もちろん、仕事の適性を見ることもできます。

けれど私は、

「あなたには、この仕事しかありません」

と一つの職業へ決めてしまうことが、紫微斗数の本当の使い方だとは思っていません。

命盤から見るのは、

どんなことを自然に考えるのか。

どんな力を使いやすいのか。

どんな役割になると力が出るのか。

一人で進めるほうがよいのか。

誰かと関わることで伸びるのか。

安定した環境が合うのか。

変化のある場所で力を発揮するのか。

どんなところで自分を過小評価しやすいのか。

そうした、

その人自身の「力の使い方」

です。

巨門星一つを見ても、

話す。

書く。

教える。

調べる。

分析する。

相談に乗る。

専門知識を深める。

情報を届ける。

というように、いくつもの可能性があります。

実際に命盤全体を拝見すると、

ご本人は、

「私には何もない」

と思っているのに、

仕事という観点では、むしろ非常に多くの可能性が見えていることがあります。

だから大切なのは、

「天職を一つ当ててもらうこと」ではなく、自分の資質をどんな形で社会の中に活かせるのかを知ること

なのだと思います。

「私には才能がない」は、事実ではなく自己評価かもしれない

もう一度、

「私には才能がない」

という言葉に戻ってみましょう。

本当にそうでしょうか。

もしかすると、

自分にとって簡単にできるから、

価値がないと思っていただけかもしれません。

今の職場では評価されないから、

「役に立たない能力だ」

と思っていただけかもしれません。

人から何度褒められても、

「大したことではありません」

と受け取らずにきただけかもしれません。

だとすれば、

不足しているのは才能ではありません。

自分自身を見る視点です。

紫微斗数で資質を知ることは、

「あなたには才能がありますよ」

と慰めてもらうことではありません。

自分について今まで抱いてきたイメージと、

実際に持っている資質とのズレを見直すことです。

自分ではない誰かにならなくていい

花には、花の性質があります。

木には、木の性質があります。

水には水の働きがあり、

火には火の働きがあります。

花が木になろうとしなくてもいい。

水が火のように振る舞わなくてもいい。

人も同じです。

誰かの成功を見て、

「あの人のようにならなければ」

と、自分ではない誰かになる必要はありません。

まず知りたいのは、

自分という生命には、もともとどんな働きが備わっているのか。

そこです。

自分に備わったものを知る。

それを活かせる場所を知る。

そして、自分に合った方法で育てていく。

人生は、

「足りないものを探し続ける旅」ではなく、

すでに自分の中にあるものを育てていく旅

なのかもしれません。

こんな方に向いているご相談です

ほしよみ堂浅草店では、紫微斗数の命盤から、その方が持っている資質や仕事での力の活かし方を一緒に整理しています。

たとえば、

  • 自分の強みが何なのかわからない方
  • 自分には才能がないと思っている方
  • 仕事の向き・不向きを整理したい方
  • 今の職場で、なぜ自分の力が出ないのか知りたい方
  • 人から褒められても、自分の強みを実感できない方
  • 転職・副業・独立を考え、自分に合った方向性を知りたい方

こうしたことで迷っているなら、一度ご自身の命盤を見てみると、今までとは違う角度から自分を見られるかもしれません。

「私は何者なのだろう」

「私には何ができるのだろう」

そんな問いに迷ったとき、

答えは、誰かのようになることではありません。

自分では当たり前すぎて見えていなかったものを、もう一度見つけ直すこと。

そこから始まることがあります。

浅草へお越しの際には、ぜひ一度、ほしよみ堂浅草店でご自身の命盤を開いてみてください。

才能が「ある・ない」を判定するためではありません。

自分にはどんな資質があり、それを今の仕事や、これからの人生でどう活かしていくのか。

その可能性を、一緒に整理していきましょう。

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