苦いのに、なぜ美味しいんだろう。
コーヒーは苦い。
なのに、なぜ美味しいのでしょう。
子どもの頃なら、 きっと「苦い!」で終わっていた味。
それが大人になると、 あの苦味がないと物足りなくなる。
香りを楽しみ、 苦味の奥にある甘みやコクまで感じるようになる。
不思議ですよね。
人生も、 少し似ているのかもしれません。
好きなのに会えない。
頑張っているのに報われない。
信じたいのに、不安になる。
手放した方が楽だとわかっているのに、 どうしても手放せない。
占いに来られる方も、 人生のどこかに、そんな「苦味」を抱えています。
私は、 占いでその苦味を無理に甘くしたいとは思いません。
苦しい時は、 苦しいと言っていい。
会いたい時は、 会いたいと言っていい。
悔しいなら、 悔しいと言っていい。
まずは、 その気持ちをそのまま見る。
占いは、 そこから始まるものだと思っています。
タロットを開いてみると、
自分でも気づかなかった本音が、 ふっと顔を出すことがあります。
「本当は、私はどうしたいんだろう。」
そこが見えてくるだけで、 同じ景色が少し違って見えることもあります。
コーヒーだって、
苦味がなくなったから、 美味しくなったわけではありません。
苦味も含めて、 その一杯を味わえるようになった。
人生だって、 同じなのかもしれません。
苦いところを全部なくさなくても、 幸せになれる。
占いは、 人生を無理やり甘くするものではなく、
今の自分の人生を、自分なりに味わっていくためのもの。
私は、そんなふうに思っています。
……などと考えながら、
今日も苦いコーヒーを、 美味しくいただいています。(笑)
🦉プトレマイオス靖子🦉
ほしよみ堂 北千住店・浅草店

